空から大量の流れ星が突然降ってきた。それは天界から逃げてしまった108の魔王と、それを追う四神。高校入学を控えた少年竜紀は、その四神の一神である青龍は主になってしまう。竜紀は、青龍に頼まれ、地界(地上)を守り魔王を倒すために残りの四神とその主を探すことになるが。他の3人を探すといってもみんな同じ学校だし身近にいる人間ばかりですがね。
竜紀を主格とし、他の3体&主人3人の場面も各々出すという形ではじまるオープニング。映画っぽくて好きだなこういうの(笑)四神の主人たちは、ちょっとシニカルでクールっぽい、でも根はまっすぐって気質のキャラが多いかな。熱すぎず冷たすぎず好感の持てるキャラたちが印象的でした。大雑把過ぎる四神を遣わした天界の2人もね(笑)
学園ものにファンタジー設定を加味したかんじかな。あらすじだけ見るとけっこうシリアスアクションぽいですがそこはそれ著者らしい良い意味で力の抜けた雰囲気が特徴。4人と四神との出会いや主たちのやりとりなど、スタイリッシュだなと感じたりほのぼのも感じたり。
大層な事柄も普通の高校生の観点からだとこう捉えるのねみたいなノリとか、なんのかんのと青春している彼らが好きでした。
喜多尚江
花とゆめコミックス全2巻 / 白泉社
ジャンル:少女・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆