破暗童羅の野望 厦門潤(あもい潤)

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300年君臨してきた大国・大ドーマ帝国に、圧政に苦しんだ人々が反旗を翻しはじめた時代。混乱に乗じ、神と呼ばれた古き一族・ネリピム族の女王、破暗童羅も己の勢力を増やすため動き出していた。そのころ、母を看取り行方不明になった父を探す少年クレイはひょんなことから破暗童羅と同行することになる。一方、ネリピム族のメムノンを中心に反ドーマ帝国勢力も動いていた。ネリピムの光の王エブラと闇の王エリマヌが創った計画とは......?
かなり複雑でどこまであらすじとして書いてよいものやら(汗)サイドエピソードでちょっと消化不良気味なところもありますが、本筋は綿密な構成になっています。意外性もあり、一番初めの伏線を最後に持ってくるところが良かったです。正直、結構使い古されたネタと言えますがそれを感じさせない勢いがありましたね。破暗童羅の、ある意味痛快さを感じる行動パターンも魅力のひとつかと。
余談ですがネリピム族の名前の難しいことといったら;初めて見た漢字もあったりで、ネリピム族の名前のところだけ全部ルビをふってほしかったなあ;

厦門潤(あもい潤)
ホビージャパンコミックス全2巻/ホビージャパン
ジャンル:ファンタジー・アクション /好み度:★★★★☆