草原と精霊の存在する惑星の住人と、彼らの精霊に認められた星人・地球人の青年ザンビックの物語。
ザンビックと住人たちの心の交流、一族の異端とされたザンビックと兄の確執、地球人と惑星の住人との対立、精霊の世界になじめなかった巫女の反乱、精霊の世界の変革と啓示...。
発達した文明を持つ地球人と、精霊の声を聴き自然の中で生きる住人たちの関係を通して独自の世界が展開されていきます。やっぱり作者の作品は情報量が多いなあ。精霊信仰って自然全体を神として感謝し生活するってことなんでしょうか。ああ;よくわかってない;
最終章?の、ヨルの妹の変化に伴う惑星の変化を綴ったエピソードがコミックスに収録されていないのが残念。個人的にはヨルとザンビックの交流が好きでした。
厦門潤/ウイングスコミックス4巻/新書館
ジャンル:SFファンタジー/好み度:★★★★★