少年克樹は同級生の少女と親しくなりたくて彼女の父親が経営するボクシングジムに入会するが、彼女はボクシングが大嫌いだった。
著者初のボクシングメイン漫画。あだち作品ではボクシングはなじみ深いようですがメインは初めてだったんやね。演出は著者らしいけどキャラ設定はそれまでとちょっと違うところもあり。特にヒロインの性格とかそう感じました。
主人公は不純な理由でボクシングの世界に入るが実はサラブレッドでその能力を開花させていくという展開。もちろん恋愛方面の要素もありますが主人公の生い立ちの伏線が常に気になったタイトル。
生い立ちに関してはまあそうなんだろうな、という設定と演出なのですが、本当にそうなんだろうかと思わせ、続きが気になるあの著者独自のあの「間」が絶妙でしたね。
最後はかなり駆け足で話が進みあっさり終わってしまった感が否めませんでした。個人的には割りと面白かったんだけどなー。
あだち充 / 小学館
少年サンデーコミックス全16巻 /少年サンデーコミックススペシャル全8巻
ジャンル:少年・スポーツ / 好み度:★★★☆☆