主人公の高校生・救は青年と2人暮らし。しかしごく普通の日常から状況は一変する。主人公は自分がバイオテクノロジーにより生み出された生命体であり、同居していた青年はその研究員で主人公を施設から連れ出した人間だと知る。遺伝子操作で超人とか秘密の研究とかといった話ですな。
主人公が状況をつかめないまま誰が味方で誰が敵かの探求、また主人公以外に作られた兄弟たちも登場し敵味方になり戦闘、といった展開。激しくもドラマチック、キャラの感情表現も刹那的な印象。
どういう展開になるか気になる構成で、読み進めている間は堪能できるのですが、終わってみればあまり印象に残らない話でした。アクションものってのはそのときそのときをハラハラして楽しむものだと思いますが。
まあ私が、昔のOVAでこういう話をたらふく観てしまったので新鮮味がなかったというのが多分にあるんだろうな;
富樫じゅん
プリンセスコミックス全5巻 / 秋田書店
ジャンル:少女・サスペンスアクション / 好み度:★★★☆☆