泥棒を生業とする少年ジンと相棒のしゃべる鳥キールの盗みと冒険の物語。
盗めぬものはないとされる伝説の泥棒一族である神秘性を持つ少年、女性と見れば口説くイタリアンな鳥のコンビ、エピソードごとに登場するジンガール(007におけるボンドガール)のゲストの女性を中心に回るストーリー展開。主人公は風の向くまま気の向くままに行動しているのではなくある目的があるようです。テレビ版のあとにOVA版もあり、OVAは主人公の過去がからんでいる内容でした。
原作は未読なのでイメージは忠実かわかりませんが、映像の質はかなり高いです。前衛芸術の絵画を連想させる特徴的なデザインが個人的に好み。
クールな主人公とひょうきん系な相棒のやりとり、ゲスト女性キャラとのからみ(?)、怪盗系のカラクリのある物語構成が見所かな。主人公のクールなキャラ設定と各エピソードのクライマックス近くに出す主人公とキールの合体技(笑)は結構ツボでした。
面白いと思う要素満載なんですが、なんというか・・全体のテンポがちぐはぐというか、不協和音を感じるというかそんな印象を受けるんですよね。会話の台詞自体も映像もいいだけにこの違和感が気になってしまい少々ストレスがたまってしまうタイトルでした。まあこの違和感はあくまで私の見解ですので;;
王ドロボウJING:テレビ版:2002年NHKBS2放映全13話
王ドロボウJING in Seventh Heaven:2004年OVA30分×3話
堪能度:★★★☆☆