海辺の町が舞台。女子高生朝と田中兄弟などをはじめとし、ビーチコーミングを巡り繰り広げられる恋愛と人間模様。
主人公の少女・朝は幼いころ海岸近くに住みある少年から瑪瑙をもらう出来事があった。互いにまた会えるだろうと思っていたが、その後会うことはなかった。
それから朝の両親は離婚、海から少し離れた場所に引越ししたのとサーファーである別れた父を思い出すため朝の足は海から遠のいていた。そんな中、痴漢から助けてくれた学校関係者の青年との出会い、そしてその青年の落し物をきっかけに、海から遺物を拾い（浜拾い）加工する同世代の少年と出会う。
実は浜拾いの少年は、幼いころ瑪瑙をくれた少年らしく正確には再会。ほかにも主人公が知らない事実が多いようで主要人物の自分に対する感情には疎い状態。というか友人は多いけど恋愛自体に疎いのか。
過去の傷と再会、三角・四角な恋愛模様と複雑なドラマが展開される物語。海を舞台にした運命的な出会いと再会ってなあたりドラマチックであり話の持っていきかたがうまいなと。主題である海をきっかけだけでなく要所要所で用いるところが特徴か。
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山田南平
花とゆめコミックス全６巻 / 白泉社文庫全３巻 / 白泉社
ジャンル：少女・恋愛ドラマ / 好み度：★★★☆☆