父親の残した小型飛行艇を繰り空の運び屋を営むクラウスとラヴィの物語。
主人公たちはグランドストリームと呼ばれる大きな嵐をいつか越えることを夢見ているという設定で仕事関係などで出会う人たちとのドラマを描いたストーリー展開が多いかなあ。観た第一印象。クオリティがめっさ高!でした。絵は綺麗だしキャラデザはツボだし畳み掛けるような展開と飛行機の動きや空戦描写がすっごいスピーディ。世界観も特殊で見ごたえがありました。
ストーリーの組み立てが秀逸だなあと思いました。主人公たちを通しての世界観の説明がすごく自然でわかりやすいなあと。その中身には正直驚きましたが。
戦争やってる人たちには公平とか正々堂々を旨とする頭がっちがちの騎士道精神というのが根源にある設定でその辺チェスとかのボードゲームを生身の人間でやってる感じで薄ら寒いものを感じたり。ゲームと殺し合いを難儀な形で融合させてるというか。あと主人公たちが人道的な行動をとったがゆえに割を食うという展開は観ていてちと辛かった;まあ現実味があるといえますが(笑)
2003年レビ東京系放映全26話/堪能度:★★★★★