時は大正末期。人の悪夢を食べる獏・蛭孤のいる喫茶店・銀星館には悪夢に悩まされる人が訪れる。
自分ではその正体がわからない悪夢をかかえた人々が銀星館にいる獏に会うことにより物語が始まるというパターンの一話完結形式のアメージングストーリー。ネタ的にはありがちながらひねりが効いていてオチも工夫されています。個人的にはあまり好みな絵柄ではないのですが不可思議な作品の雰囲気とあっています。伏線もきちんと消化されていて安定したクオリティを保った作品。
「夢喰見聞妄鏡堂」は本編の番外編とプロトタイプの漫画、後日談などが収録されたタイトル。本編が面白かった人は読んで損なし。
真柴真
夢喰見聞/ステンシルコミックス全９巻/スクウェアエニックス
夢喰見聞妄鏡堂/ステンシルコミックス全1巻/スクウェアエニックス
ジャンル：ファンタジードラマ・少女 / 好み度：★★★★☆
[過去コメント]
恋愛系が多いのが微妙ですが、ストーリーやキャラはとても好きです。(狼炎 : 2005年11月09日 16:32)