剣風伝奇ベルセルク 

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原作はいまも続いている中世騎士モノ+ダークファンタジーストーリー。
アウトローな剣士ガッツが自分の国を造ることを目的とした美貌の剣士グリフィス率いる鷹の団に入るところからはじまって、ある国の傭兵部隊になった鷹の団の快進撃を描いた物語、と並行して人の心の闇と融合した異形の者たちもかかわってくるってな展開?・・・いやかなり違うんですがなんと説明してよいのやら。
青年漫画が原作なので割りとリアルで大人向けな濃い展開が続いていきます。
大半は傭兵部隊がのし上がる過程、騎馬戦戦略とか政治的策略とかそういうのがメインでした。後の方になってダークファンタジー展開になっててなんじゃこりゃと思ったのも懐かしい思い出。当時原作を読んでなくてファンタジーがメインだと知らなかったもんで;アニメはリアル要素だけだったらよかったのにとも思うけどグリフィスが持つ、人の顔がくずれたようなオブジェを持つ赤い石がキーアイテムになってるからファンタジー要素は避けて通れないか。
妥協のないクオリティのリアル系作画と迫力とテンポ、策謀をめぐらしたり自分の制御しきれない感情をもてあます等々、すべてのキャラクターの人物描写はなかなか見ごたえがあります。動と静のテンポがきっちり出来ているというか。正直面白かったー。原作がいいのもあるけど手加減なしな構成がいいんだろうな。
原作がまだ続いているのでアニメは途中、切りのいいところで終わってます。まあ原作読んでないと意味不明な終わり方だけどね。あとこのタイトル音楽がすごくよくてサントラ買ってしまったくらい。(平沢進という人は有名らしいけどあんまり知らなかったもんで)でも次回予告のBGMに歌つきなのはいまいち。ナレーションが聞き取りにくかったです;

1997年日本テレビ系放映全25話/堪能度:★★★★☆