主人公の高校生の少年は下校途中に交通事故に遭い、その魂は天国の天使養成学校であるエンジェル高校に入学する。主人公は生前気になっていた女の子が学園にいたのもあって、とまどいながらも高校生活を営んでいく。
エンジェル高校は、天使を目指す学園だけあってか入学資格は汚れなき魂、具体的に言うと生前、酒もタバコも女(?)もやっていない魂。昨今はこういう魂が極端に少なくなり久々の新入生として主人公は歓迎される。希少、という以外にエンジェル高校には自由とモットーとする堕天使高校によるエンジェル高校の生徒のひきぬきという問題を抱えているという理由もあり。
ちょっと変わった設定の学園青春ものというべきか。主人公には物語にはお約束の本人にしかない特別な力の演出とか、主人公を取り巻く同級生や校長といった登場人物たちとの交流描写も見所になっていくのかな。
第一印象は地味めなのですがそれが魅力のタイトルなのかも。個人的には1巻の主人公が地上に降りて自分の現状を自覚する描写が印象的でした。
それにしてもエンジェル高校、略してエンコー・・って。誰がうまいことを言えと、と突っ込むべきなのか。
犬上すくね
サンデーGXコミックス全3巻 / 小学館
ジャンル:少年・学園・青春 / 好み度:★★★☆☆