花冠の竜の国
絵本作家だった亡き曽祖父の部屋で曽祖父を影を追い曽祖父の物語の世界へと迷い込む。そして本で読み憧れていた王子と出会う。英国の少女の冒険と恋愛のファンタジー。
シリアス一辺倒ではなく軽快というかコミカルな面も含んだ内容です。曽祖父の本の世界に迷い込み、主人公と彼女の憧れだった美形の王子とのロマンスがメインのようですね。割とあっさり結ばれるけどそれで終わりじゃなくいろいろなことが起こりますという構成。国というか都同士のごたごたなど、ロマンスと政的怒涛な展開がいい感じに融合しているような。ちょっとごちゃっとした印象も受けますが許容範囲。
不思議でファンタジックな生き物たち、あれよと進む展開を見ると、あー少女マンガを読んでいるという気持ちになります(なんじゃそら)
花冠の竜の姫君
前作の次世代偏。前作ヒロインのライバルだったデジーの娘リリィは都が壊滅し救いを請うため前作の王子に助けを求める役目を担うことに。しかし落ちた先は英国で、出会ったのは王子の息子ハリー、というはじまり。
前作は英国→花冠の竜の国だったのに対し続編は逆のパターンということか。その後ハリーとリリィは竜の国に戻り冒険が始まるという展開。あいかわらず詰め込めるだけ詰め込んだというかんじですが、正統派なファンタジー冒険ものという印象は変わらず、じっくり読むと味が出てくるタイトル。
花冠の竜の国2nd、花冠の竜の国encoreー花の都の不思議な一日などもあります。
中山星香 / プリンセスコミックス /秋田書店
花冠の竜の国全13巻/ 秋田文庫全7巻
花冠の竜の姫君全10巻 / 花冠の竜の国2nd全7巻
花冠の竜の国encoreー花の都の不思議な一日全7巻
ジャンル:少女・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆