7才差カップルの高校生久美子と小学生の真悟。様々な障害や互いのギャップを感じつつもラブラブカップル(古語)な2人の日常を描いた物語。
主人公2人の恋愛模様の他にも人間同士の関係がいかに難しいか、子供から大人へと変わるということの意味のようなものがテーマになっているように感じました。小学生の子どもの考え方、高校生の思考、どちらもうまく表現されていると思います。
個人的にはあたりはずれの多いシリーズでした。何度も読み返したくなるような話もあれば、何度読んでも好きになれない話もあったりと。作者のそのときの状況とか心情が如実に出た作品だと思うので作者の心情に読み手の私が合わない(?)時があったのかもしれません(何が言いたいんだか;)余談ですが、このシリーズが出始めたちょっと後にけっこう芸能人の年の差カップル(姉さん女房)が出てきた記憶があります。
コミックス版では久美子&慎吾シリーズと銘うたれていましたが文庫化の際、タイトルはラストにして最長のエピソードシリーズのタイトル「オトナになる方法」になっています。
2007年にオトナになる方法のその後、という形で「オトナのコドモたち」が発表されました。
山田南平
2001年に文庫化、その際初期シリーズから順に収録。
1巻:130センチのダンディ・ドッチボールをしよう
2巻:未来予想図・STEP UP
3巻:パリで一緒に・オトナになる方法
4巻~8巻:オトナになる方法
オトナになる方法/白泉社文庫/全8巻
オトナのコドモたち―オトナになる方法特別編
ジャンル:少女・恋愛/好み度:★★★★☆
コミックス(絶版)同時収録:恋人はサンタクロース/夢の共演他