おはぎと大福 臼倉若菜

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作者が飼っている黒猫と白猫の生活を描いたペットエッセイ漫画。
タイトルは猫の名前ではなく猫たちのまんまるい後姿の描写(というかお尻の描写か)。
黒猫(オス)は、飼い主とともにあとからきた白猫(メス)の完全なお世話役になってるとことか、やんちゃでそそう、好き放題されてへこむ描写も猫にかける愛情描写もつねに全力投球という感じ。
苦労性の黒猫と飼い主、マイペースな姫白猫の生活描写は、どこまでもせわしない雰囲気が続いていきます。でもそこが読み応えを出してるんだろうなあ。
作者の飼い方にはちょっとルールを逸脱しているところもあるんじゃ?と思うところもあるのですが、それが現実味を帯びてるのかな。いいこともあるけど圧倒的に困ったエピソードが多く細かく描写されているところとか共感を覚える人も多そう。
しかしここまで猫が好き放題ってありえるのかとも思ったりも。猫のもともとの質なのか作者もちょろっと言ってるけどしつけがぬるかったせいなのか。

臼倉若菜
ねこぱんちコミックス全2巻 / 少年画報社
ジャンル:動物・エッセイ / 好み度:★★★☆☆