亀有公園前派出所に勤務する破天荒な性格の中年警察官・両津勘吉巡査長と、同僚や街の住人等が繰り広げるコメディ漫画。いわずとしれた超ロングラン少年漫画タイトル。いまさら感想もないし大多数と同じ感想にしかならないですが一応紹介してみる(汗)
もうこの作品を読んだことある3世代(親・子・孫)家族っているような気がするよ。漫画をあまり知らなくても亀有は読んだら面白いって人けっこういたなあ。どうしてもバトル重視な展開になりやすいジャンプにおいて生活ネタでやっていってかつネタが枯渇しない著者の引き出しの多さに改めて感服します。
1巻目から読むと絵と作風の変化が見られて面白いですね。初期は豪傑というかただの乱暴ものだった主人公も徐々に丸みを帯びた性格に変化するあたり、リアルおっさんの変遷も感じたり。
その時代その時代の世相を反映した雰囲気やネタつくりになっているなあとまとめて読むと感じます。時事ネタもいっぱいあるので読んでいくとこういうこともあったなあと思い出されるのがいいな(と思うだけ年をとったということか・・・)
やはり日常ネタとか人情ネタが人気だそうですが、私が一番印象に残っている話は売れ行きが低迷しているおせんべい屋さんなどのお店にアイディアを提示して盛り上げるエピソードかな。こういう話はやっぱり好きだ。そういや別のエピソードの話だかで一般にアイディアを盗まれたこともあるそうで;ジレンマですな・・;
主人公の、がさつにみせかけて実は緻密、遊び心を決して忘れず常に行動的ってキャラクターは永遠の少年性を象徴しているような気がしないでも。
きっちり200で完結。おつかれさまでした。
秋本治
ジャンプコミックス全200巻 / 集英社文庫 / 集英社
こちら葛飾区亀有公園前派出所大入袋/集英社文庫/集英社
こちら葛飾区亀有公園前派出所ミニ / 集英社文庫 /集英社
ジャンル:少年 / 好み度:★★★★☆