少年はメガネの少女に引っ越し先で論理的に話せと諭されることから物語は始まる。転校先の学校では「津隠問答」と呼ばれるパズルや論理ゲームが展開され、勝敗を競うことが日常だった。ゲームに慣れない少年はいいカモにされお金を巻き上げられるが津隠問答でお金を取り戻してくれたのは先に出会った少女だった。彼女は生徒会長であり学校内の津隠問答にからむトラブルを解決しているという。
津隠問答とはDSのレントン教授とかのロジックパズルゲーム全般を指します。パズルだったり言葉ゲームだっりでその形はさまざま。ゲームを仕掛けた側がルールと勝敗後のサービスとペナルティを決めるというもの。こずるい生徒はひっかけというかやっかいな問題を出し利益を得る、それを主人公たちがゲームに勝ち、その生徒を是正するという展開。
DSとかテレビ番組などで頭の体操系のものが増えている昨今、そのうち漫画やアニメでも出そうだなーと思っていたらやっぱり出たなあ。学習系の雑誌で出るだろうなと思っていたら一般誌なのは読めなかったけど（見てないだけで、学習雑誌ではすでにあるかもしれませんが）
物語の性質上、図式や説明が多いですが普通の登場人物のやりとりもちゃんとあってちゃんと物語の構成もしっかり作られています。
パズルゲームが好きな人には楽しめる内容じゃないかと。
つじ要
シリウスコミックス全５巻 / 講談社
ジャンル：少年・ロジックパズル / 好み度：★★★☆☆