ふしぎの海のナディア 


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ふしぎの海のナディア
自分で造った飛行機で旅をすることを夢見る発明好きな少年・ジャン。彼が万博のコンテストに参加するためパリにやってきた際サーカスの少女ナディアと出会う。彼女は変な3人組に追われているようだった...。 自分の故郷を探すというナディアとジャンの冒険の旅を描いた物語。
J・ベルヌの海底二万マイルを元に制作された海洋アクションロマン。
ヤッターマンの悪役3人組を彷彿とさせるトリオとかマリー、ノーチラス号の船長とか副官とかキャラがたってますね。100年前くらいの時代背景ですがけっこう時代考証無視したデザインが出てきたり。あと中途半端にレトロな機械たちとか(笑)
退屈せずに一気に観てしまえる構成はさすがですね。目まぐるしく動くキャラたちがいい感じ。視聴者のツボをきっちり押さえているというかなんというか。DVD買ったんでまとめてみたけど面白いです、やっぱ。
ナディアたち父娘の確執がけっこう印象に残ってます。この親にしてこの子ありという言葉が頭をよぎったなあ(笑)この辺の親子の描写ってエヴァに継承されてるのかな。子供の性別が違うから全く同じというわけではないけど。
よく言えば自分の信念を曲げない、悪く言えば自己中心的なナディアの性格はNHKアニメのヒロインっぽくないなあと思った記憶も蘇る。基本的にナディアのタイプは苦手だったんで正直彼女がわがままをいうところは観ずらかったのですが今見るとここまで突き抜けてたらかえっていいかなーと思えるのだから不思議ですな。
彼女の持つペンダントとかキャラデザはけっこう好きでした。アニメイトでペンダントのレプリカ買っちゃったのも懐かしい思い出。いまはもう売ってしまって無いけど。
ラスト近くの展開は圧巻でした。それなりにちゃんとまとまってたところがいいですね。ホントに(笑)ところでタイトルって不思議の国のアリスをもじったんですか?やっぱ。
1990年NHK総合放映/全39話 /堪能度:★★★★★

ふしぎの海のナディア劇場用オリジナル版
テレビ放映後発表された映画版。テレビ版最終回後のエピソードになっています。謎の少女を拾ったジャンと新聞記者見習いとして働いているナディアが人造人間にからむ事件に関わっていくというもの。オリジナル版といいつつ回想という形でかなりテレビ版の映像が幅を利かせています。そのため本筋のストーリーがおざなり気味で正直いまいち。
1991年映画85分/堪能度:★☆☆☆☆