それはロボット 流星ひかる

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ありふれた日常においてのロボットの存在を主題にしたハートフルオムニパスストーリー。
現代社会のありふれた日常。その中に研究所からのロボットが交わるという設定。
ロボットは人の中で人と同じ経験をすることでデータを収集し人を理解するプログラムが組まれていてそのデータ収集のために一般社会にやってくるという展開かな。
時には女子高生として学校に転校し、時には兄として妹とすごし、恋愛を学んでいく。しかし女子高生の設定のロボットもまんま昭和の超合金みたいな風貌なのがほほえましい。
人の中ではあたりまえの行動や事象を、知識や経験が少ないロボットが超客観的に分析、理解するっていうのはロボットものでは割とあるパターンですが、このタイトルはおしつけでなく自然だなあと感じました。
オムニパスですがそこはかとなく起承転結がついてるかも。まあラストのエピソードは他のものより毛色が違いますが。ほのぼのさはダントツかも(笑)
平凡ですが可愛らしく読みやすい絵柄。笑いもせつなさも和みも楽しめるお得な1冊だと思います。

流星ひかる 
アクションコミックスハイ全1巻 / 双葉社
ジャンル:ドラマ・ファンタジーオムニパス / 好み度:★★★★☆