引っ越してきたばかりのマイホームの庭に行き倒れた武士の青年を発見する家族。青年は生粋の武士のようでどうも過去からやってきた本物のよう。行く当てもない青年を居候させることになった家族と武士の青年のほのぼの4コマ。
本編ではなぜ青年が行き倒れていたのかなど細かい説明は一切なし。終わりまでなし。いっそ清清しいともいえます。
真っ正直な気質だけど見知らぬ人、それも武士ってと躊躇する家族だが、殿、奥方と呼ばれて居候OKってエピソードが微笑ましい。
昔の人なので当然現代社会の常識がわからずそれに伴うトラブルやドタバタがネタになっているあたりは順当。最後のほうは武士青年と現代の女の子のデート話で締めくくられています。ちぐはぐだけど微笑ましくそしてちょっと哀愁のあるオチが良かったです。
インパクトのある話は少なく、まったりと気負いせずに楽しめるタイプのタイトル。個人的には可もなく不可もなくといったところ。特別感情移入できるキャラが少なかったからかな。
神堂あらし
まんがタイムコミックス全１巻 / 芳文社
ジャンル：４コマ/ 好み度：★★★☆☆