お母さんという女 益田ミリ

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東京暮らしの著者はたまに母親のいる大阪に帰省する。毎日顔を合わせていた昔、たまに会う今。実母ついて感じるあれこれを語る4コマとエッセイ。
母親との会話や過去出来事、母親の所作について思うことなどを4コマ漫画とエッセイ文章で綴ったタイトル。お母さんは好きだし尊敬もするけどお母さんのようになりたいと断言できないあたりは妙にリアルで(笑)。世代によっては、子を育てた経験のあるおばさんの行動日記という点で、あるあると思うエピソードも多いかもしれませぬ。
過去と現在とで違うこともあり変わらないこともあり。母親にとって子供が大人になってもこどもであり、こどもが大人になっても母親ははやはり母親なのだなとしみじみ感じました。
文庫版が先に出て、後に加筆修正された書籍版が出た模様。

益田ミリ
知恵の森文庫全1巻 / 他  / 光文社
ジャンル:エッセイ・4コマ / 好み度:★★★☆☆