不死の石化病・メドゥーサが猛威をふるっていた時代。限られた感染者は冷凍睡眠施設で眠りについた。だが、彼らがふたたび目覚めた時、施設は茨に覆われ見たこともない獣が闊歩していた。状況が見えない彼らのサバイバルが始まる。
洋画でよく見られるサバイバルものというべきか。作者もそういうのが描きたかったようです。登場人物たちは危うい状況の中生き延びなければならないのに加えてメドゥーサという病の時限爆弾を抱えているわけで。かなりの臨場感のある展開と死に直面した人のリアルな心理描写に惹き込まれます。特に状況が見えないという恐怖が伝わりました。先がどうなるんだろう、思わせる展開と演出もうまいと思います。
岩原裕二
ビームコミックス全６巻/エンターブレイン
ジャンル：サバイバルドラマ/ 好み度：★★★★☆