萌えの初心者である著者が編集の人と共に日本の萌えをたずねて歩く紀行シリーズというコンセプトのエッセイ漫画。
タイトルだけ見て2次元の萌えの道を極める話かと思ってたのですが、メイド喫茶や執事喫茶といった萌えを扱ったお店の取材記事でした。紀行といってもほとんど秋葉原のお店がほとんどでしたね。まあ当然ちゃ当然なんですが。1話だけ大阪のレポートがあったのですが、なんというか・・いろんな意味で泣けた(汗)
店でのアトラクション(?)やシステムに対する著者の反応と分析が、ヲタを離れた冷静な目もあり、そういうものかと納得する目もありでなかなかに新鮮でした。著者のレポートものは着眼点が面白くていいなあ。
それにしてもメイド喫茶と一口に言ってもいろんなお店があるんですねえ。細分化された萌えジャンルごとのお店が存在しているのにびっくりだった。男性客と女性客が店に求めるものの違いも興味深かったです。あと著者の女性萌えの世界を見たときの混乱っぷりがとても愛しかったです。
照れがあるとこういう店には行きにくいんだな・・やっぱ・・。
カラスヤサトシ
バンブーコミックスMOMOセレクション全1巻 / 竹書房
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★★☆