青竜の神話(サーガ) 島崎譲


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時代劇と20世紀末(1999年)ネタ、異星人、超能力といったSFが融合した異色作。
かなり完成された画と臨場感のあるアクションとキャラクターの描写が見所。豹馬と由羅の関係がツボでした。
個人的にはすごく好きな作品なのです。が客観的に見るとストーリーは破綻しているような。実際収拾がつかないまま話は1部完になっているし。まああのまま続けてもむちゃくちゃな展開になりそうでしたが。キャラの役割分担が混沌としているのがなんともはや。特に主人公(のはず)なのに豹馬が本筋の蚊帳の外なのがねえ...。第2部として主人公の豹馬の出生にからんだ話が雑誌掲載されてたはずなんですがどうなったんだろうか。余談ですがこの話には岩倉具視が出てきます。はるか昔に在った500円札の顔の人でした。美形キャラだったのでかなりびっくりした記憶が(笑)
3巻で未完状態でしたが、真・青竜の神話幕末編・未来編など電子書籍で再版しているようです。

島崎譲
少年マガジンコミックス/全3巻/講談社ほか
真・青竜の神話幕末編・未来編
ジャンル:SF・少年・時代劇/好み度:★★★★☆