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台風で家が破損したのを機に新しく家を建てることにした著者のマイホーム建築エッセイ。
広島で土地ありの建て直し建築。関西の人間なものでさほど違和感を感じず読んだのですが、東京の人には不明な部分も多いようです。
著者にツテはなかったようで（検査の人はツテだったけど）施工業者から探すというところからスタート。多くの業者と話し絞っていくという大変さがリアルでした。あ、その前にモデルハウスめぐりの話があるか。モデルハウスめぐりは建てる予定がなくても行きたいですよね、業者がついてこなければ・・（笑）
いろいろと参考になることが多かったです。似たような状況で家を建てる人には有意義な内容かと。あとちょこっと営業の人にも有意義かもしれない（笑）
そして営業って大変だ～としみじみ思いました。決まりかけていたのに不用意な一言で反故になるという怖さ。営業テクニックは必要なんだろうけど結局真摯な気持ちが一番大事なんじゃと思ってしまいました。
それにしても上の階にピアノとか置くのか・・。今の住宅は昔より床が丈夫にできているのかな。ピアノとか本棚は階下におかないと床がしなるってのは昔の工法の話なのか。
著者のエッセイは近所のおねえさんと話をしているような錯覚をしてしまうほど話がするりと入るんですよねえ。こういう生活の知識みたいな話の場合特に。同じ関西だから感性が似ているのかな？
うぐいすみつる
眠れぬ夜の奇妙な話コミックス全１巻 / 朝日新聞出版
ジャンル：エッセイ / 好み度：★★★★☆