境界のRINNE 高橋留美子

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幼少のころ神隠しにあい以来霊が見える体質になった少女は、霊を送る死神らしき少年と出会う。
著者流学園除霊コメディといったところか。説明的ネームを多用せず物語の設定を伝えているところはさすが。らんまやうる星系の1つのエピソードが短めのストーリー構成なのもうれしいところ。
少女が出会った奇妙な少年は、借金返済のために霊を説得し輪廻の輪へと送る仕事を行っている。除霊に必要な道具はお金で購入しなければならないというせちがらい設定ながらその金額は結構セコ・・もとい少なめ。しかし借金まみれの少年にとっては小学生のこづかい程度の金額も大金という認識というところがツボにはまりました。
主人公たちのキャラはテンション低めというか驚きの事態でも冷静というタイプ。熱血系は脇キャラやゲストキャラが担当している模様。個人的には主人公たちがあまり騒がないタイプのほうが好みなのでストレスなく読めていいかな。まあ後々どうなるかわかりませんが。
男性主人公の不幸度はあいかわらず。少女がなんのかんのとフォローする形のようです。マスコット的キャラや主人公の身内も登場、徐々にキャラが増えていくので混乱がないのも良。
やっぱ御大のタイトルは読みやすい・・・。

高橋留美子
少年サンデーコミックス全40巻 / 小学館
ジャンル:少年 / 好み度:★★★★★