銃器機や紙・ガソリンといった無機物を食べそれを右手から再生させる能力を持ち、依頼を受けそれを遂行する「冒険屋」を生業とする青年ボルト・クランクの物語。吉富昭仁原作のSFハードボイルド。2回アニメ化されました。
EAT-MAN
主人公ボルトの特異能力と職業以外はアニメの完全オリジナル。どうも空に常に浮いている飛行施設?が物語の鍵になっている模様。原作とはエピソードもボルトのキャラクターもかなり違いますね。オープニングが筋肉少女隊だったっけ?
面白いんだけどちょっともったりしたテンポだなあと思ったら真下さんが監督だった。この人の監督作品はキャラクター設定とか世界観とかは味があるというか割と面白いと思うんですが、テンポはどうも共感できないです。私。原作を知ってても知らなくてもそれなりに楽しめる秀作ではあると思います。人間くさいボルト・クランクが見たい人はどうぞ。
1997年テレビ東京系放映全12話/堪能度:★★★★☆
EAT-MAN'98
こちらは原作の設定を反映したシリーズ。原作で描かれたエピソードとオリジナルエピソードがあります。1つ1つのエピソードに繋がりがなく読みきり形式っぽいですね。ボルトのキャラクター設定も原作に準じていて、作風も静かで淡々とした原作に近いつくりになっています。
原作好きな人はこちらがお奨めかな。...といいつつ、個人的には、原作読む前に観た感じと読んだ後とではかなり印象が違っていて、原作読む前に視聴したほうがいいタイトルかな~と思ったり~(笑)あと、エピソードによって面白いと思うものとそうでないものの差が大きいのもネックか。
1998年テレビ東京系放映全12話/堪能度:★★★★☆