交響詩篇エウレカセブン 

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実に平凡な片田舎にすんでいた少年レントン。与えられた日常に不満しかなかった彼の前に現れた少女エウレカとの出会いがはじまりだった。
ロボットアクション+ヒューマンドラマアニメ・・・でいいのかな。あらすじはいろいろありすぎて書ききれないです;;愛と青春と政治とセカイ系が入り混じってます。
日曜の朝の10時に放映と思えないほどいろんな意味で現実味あふれる内容でした。へタレ主人公のみならずほぼ全ての登場人物の成長ものといっていいのかな。話のスケールがかなり大きく、現代社会における(人間有史以来のというべきか)疑問と命題をあますところなく表現していました。国家レベル・世界レベルから日常レベルまであらゆる規模の人の営みが克明に描かれていると言うべきか。どの世代が見ても共感する部分があるってのはある意味すごい。
個人的に印象に残ったエピソードは夢うつつのエウレカに知らず拒否されて出て行くレントン。その後エウレカたちの敵である夫婦(お互い敵と知らない)に拾われたときの擬似家族の風景。なんか涙が出たよ。
余談ですがタイトルを初めて見たときサザンオールスターズの某曲を思い出してしまいました。ごめんなさい(汗)曲といえばこのタイトル、OP・EDともにかなり力がはいっていましたね。良い曲ばっかりです。

2005年TBS系放映全50話/堪能度:★★★★★

以下はリアルタイムでちょろっと書いてた感想の再録です。

相方が見始めたのでなんとなく一緒に見てたんですがおもしろい・・。BONESか~。最後まで面白いといいけど(笑)
第1話「ブルーマンデー」/第2話「ブルースカイ・フィッシュ」
おとーさんが英雄で、ちょっとダメっ子っぽい普通の男の子レントンの独白で物語は始まる。なんつーか前半泣きっ面に蜂ということわざが頭を掠める。面白くないことは立て続けにおきるもので。つまらなく、平凡な生活の中、少年にとって衝撃の瞬間がやってくる。空から降ってきて完膚なきまでにレントンの家を破壊するLFOとエウレカ。ボーイミーツガール+α(英語は1でした)運命の出会いだよ(笑)火炎放射器で供養って、エウレカさんけっこう過激。アミタドライヴが重要なキーらしい。
どーも剣とか銃とか使うというよりトラパー(大気の波?)に乗るボードアクションがメインらしい。2話になってやっと気がつく私(おい)
「カットバックドロップターン」...すごい技名だ・。ってスケボーだかスノボーだかに同じ技があったらすいません。ヘたれな主人公が一発で大技を決める。特権と言わずしてなんと云おう(笑)
しかしレントンの台詞は笑えるというか恥ずかしいというか;いや素直でかわいいですけどね。主人公の性格がベタっぽいけどスピーディな映像は素敵。
第3話 「モーション・ブルー」
そんなこんなで少年は一目ぼれの女の子を追っかける+あこがれのゲッコーステイトに乗るということでうかれまくって家を出ることになりましたとさ。
エウレカはレントンに好感を持ったようだ。その評は「おもしろい人」だけど。どう見ても子供のエウレカが私の子供みたいだもの発言はレントンでなくともちょっとびっくりしたよ(笑)レントン、マジでエウレカの実子だと信じてるのか?
意気揚々とゲッコーステイトに乗ったレントンはエウレカのこども発言とこどもたちとメンバーのおちゃらけなアクの強いメンバーのトリプルパンチを食らうのでありました。現実はそんなに甘くない。

しかし・・レントンの独白で「姉さん大変です」とか云われると某HOTELドラマのホテルマンを思い出す人多数だろうなあ。いまの若い人は知っているのか。あとタイトルのエウレカセブンってサザンオールスターズのエロティカセブンを思い出す・・(ごめん)

第4話 「ウォーターメロン」
ゲッコーステイトの理想と現実。スタイリッシュな集団かと思いきや台所は火の車状態らしい。つか彼らは反政府集団なんですか?よくわかってない私。臓器密輸というかなりやばい仕事を請け負うことに。いくら貧乏でもリフは聖域。リフで金稼ぎしない。はじめは反発していたレントンがそれを知ったときの表情がなんともいえませんでした。しかしタイトルとストーリーの関連はいったい・・。アゲハ計画などストーリーのキーワードが出てきています。

第5話 「ビビット・ビット」
今回は恋愛がテーマっぽい。エウレカにいまいち眼中に入れてもらえないレントン、タルホねえさんの憂い、ホランドのちっと不器用さとかがツボどころですかね。
レントンとタルホねえさんが買い物に行きますがやっぱりタルホのおもちゃになってますよレントン君。タルホの危機にやってくるホランドはかっこいいですねん。なんのかんのとほれてるのねと思うエピソードでした。

第6話 「チャイルドフッド」
エウレカのこどもたちとレントンのお話。エウレカと親しくなろうとするレントンにこどもたちが悪戯をします。おかあさんをとられちゃうかもしれないから相手を攻撃するという・・こどもたちの心理がいじらしい。やられるほうはたまったものではないですが。レントンもその辺のこどもたちの心情を知るにつけ強く出れない模様。
しかし、朝の日曜なのに吐○物やら下ネタがやたら多かないですかこのアニメ;
ただの悪戯ならいいですが最後の悪戯が船をピンチ状態に。結局レントンの行動で事なきを得るもレントンは罰として営倉入りを言い渡されてしまう。ホランドの、大人がしかってやらなけりゃ云々の台詞が印象的でした。結果的に良い方向に行った行動でもいけないことはいけないとけじめをつけさせる。あーこの辺、子供番組っぽいなと感じたり。この話はけっこう好きでした。

エウレカセブン39話 「ジョイン・ザ・フューチャー」
グレートウオールをめぐってシリアスな展開が続いていたのになんでいきなりサッカーなのか。坊さんがやるよう薦めたから、ホランドやる気満々。意味はわからんけど意味はあるらしい(ほんとかい)ということで疑心暗鬼ながらどこぞのチームとサッカー試合をする面々。
とりあえず経験のあるレントン。始め目立っているけど致命的な弱点が発覚し愛しのエウレカにもじゃまするなと言われる始末(悲)
ゲッコーチーム、最後の反撃で、ホランドの尊い犠牲の元、エウレカのフォローと励ましでちょっと復活しがんばるレントンとエウレカのコンビプレイが決まり涙の1点をゲット。とりあえずなけなしのプライドは保たれたようで。一番の見所はこのエウレカとレントンに顔踏みつけられるホランドですかねー。やっぱ。
...で、このプレイの意義は最後のホランドの言葉に集約されていると。構成に無駄がないなあ。そして次週の前フリのあのおっさんの演説が...。