維新のKAGURA 橋本尭昌 / あかほりさとる

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明治16年、維新後西洋文化が導入された日本。他国の要人を迎える迎賓館「鹿鳴館」に配属された新米男性警官と3人の少女たちが黄泉神と戦うというドレスバトルアクション。
読んだときはこれなんてサクラ大戦、と思った人は多かろう。展開も男性主人公の立ち位置も良く似ています。まあ原作者があかほりさとるなので問題無(笑)
主人公の新米警官の青年は鹿鳴館の警備に配属される。主人公は京都の老舗の呉服屋の坊で裁縫技術は抜群、そして敵と戦う際に不可欠なアイテムに選ばれた人間という設定。敵と戦う踊り子3人のフォロー役であり、彼女たちの戦闘服を作り出し共に戦うのが主人公の役目というわけです。主人公の過去の経験からの目標や、主人公とメインキャラの女性たちの交流などポイントはおさえてある感じ。
うーん、サクラ大戦はけっこう女性でも入りやすい内容だったと思いますがこちらはやはり男性が好みそうなテイストかな。若干含まれるエロ傾向とか女性キャラの性格とかがそう感じました。
ドレスデザインも、上半身は煌びやかで布が多いですが下半身がビキニタイプですっきりタイプだし。機能性はともかく絵面的にちょい品がないなあと思うのは気のせいかな。感性と好みの問題か。絵は下手でないむしろうまいほうなのですがいまいち好感が持てないのも要因か。
戦闘前にあった、ヒロインのダンスがうまくいかず、主人公がヒロインの下着をすっきりタイプに改造して動きやすくするというエピソードは、ビキニタイプのほうが動きやすいと読者に説明するためなのか・・なあ。
ストーリーのほうはまあ真っ向勝負の活劇なのでキャラを好きになれば楽しめる作品かと。しかしやっぱり私はあかほり作品は馴染みきれない模様。でも設定のインパクトはあるので読んじゃうんですよね(笑)

原作:あかほりさとる / 構成:氷川あん果 / 作画:橋本尭昌
講談社コミックスDX 全5巻 / 講談社
ジャンル:青年・アクション / 好み度:★★★☆☆