漫画家夫婦に生まれたのは元気な男の子。夫であり父親である著者の視点からの子育て奮戦記。やはりお子さんはオタクエリートに育つのだろうか。
漫画家夫婦に待望の子供が授かる。しかし夫の仕事は激減、仕方がないので妻が働き夫は主夫になる。妊娠、出産、子育て過程と当時の夫婦の状況も交え明快なテンポで綴られています。子育てに参考になりそうな話題とあるあるな話題と適度な笑いの配分がうまいなと感じました。
１エピソードごとに注釈がついていて読み応えも十分。ただその注釈のナンバリングに誤字が多いのが難点。2刷以降は修正されているといいけど。妻による裏カスガイも収録。こちらは出産時のリアルな体験記が印象的。
男性漫画家による子育て記ははじめて読んだかも。当事者だし子供にめろめろなのに、どこか一歩間を置いた視点と感慨を感じるのは性差ゆえか著者の感性なのか。
明石屋さんまの離婚会見のギャグのタイトルにどこか懐かしさを感じたり。・・・思いっきり滑ってたなあと。
伊藤伸平
リュウコミックススペシャル１巻 / 徳間書店
ジャンル：エッセイ・子育て / 好み度：★★★★☆