女王卑弥呼が創設したとされる鎮呪府は日本国内外の呪術によるトラブルを処理する機関。鎮呪府の依頼で事件を解決する呪術師の少年と鬼娘の朱女のオカルトアクション。
影からオカルト方面で日本を守護している機関の嘱託の少年とその相方の少女が事件を解決するという話・・でいいのかな。受けた依頼で、主人公の少年は自分の家の因縁と対峙することになるという展開。
相方の少女は人にあらず、鬼の娘という設定。穏やか系優男な少年が、人間社会に疎く子供のような好奇心を持つ鬼娘に、親が子に諭すような会話が妙にツボでした。ほんわかというかほのぼのというか。あと２つの角と金棒というまんま鬼スタイルなのもいいな（笑）
オンオフで切り替わるスタイリッシュな台詞まわしとか事件のからくりとか細かいところは面白いなと感じるのですが、本筋で伏線を回収しきれていない中途半端なラストがちょっともにょります。うまくまとまってはいるのですが。
戦闘アクションは可もなく不可もなく。絵柄が安定していないかなと思うところがあったのが気になりますがおおむね読みやすい画面構成でした。
原作：軍曹ペン銀 / 作画：風庭ルスイ
ブレイドコミックス全１巻 / マッグガーデン
ジャンル：少年・オカルトアクション / 好み度：★★★☆☆