自らの角を削りだした刀・鬼切丸を携え、名を持たない鬼が同族である鬼を狩る。全ての鬼が消えたとき自分は人間になれると信じて。
鬼というモチーフを通して人間の負の感情、弱さ、脆さそして強さを描いたホラーアクション。鬼の描写や人の感情の吐露の描写は臨場感があります。一話読みきり形式で、主題の性質上悲劇的な結末のエピソードが多いですがさほど後味の悪さを感じません。最後はまとまってはいるものの、予想通りのオチ?で少々残念でした。どうしてもべ○を思い出してしまうんですよ......。
楠桂
小学館文庫全8巻/小学館
ジャンル:少年・ホラー・アクション/好み度:★★★★☆
少年サンデーコミックス全20巻/同時収録:トワイライトチャンネル(5,6,7巻)/モンスターの大好物(8巻)