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大学生になった主人公の女性は、高校時代に好きだった相手からボタンがわりにもらいお守り代わりにしていた本をなくし、それを拾ったのが、いわゆる「本の虫」の青年。これをきっかけに2人は知り合い友達関係を続けていくうちに青年が自分の心を自覚し2人はつきあうことになる。
とにかく本が好きで好きで好きな彼氏を見つめる主人公。主人公カップルの他、主人公の本好きの女性の友人の恋や彼氏がよく行く図書館の司書のおねえさんの話とかもあります。童話調なモノローグが特徴かな。
彼氏は本好き、ぶっちゃけオタクの領域に入っておりますが、趣味は趣味、主人公を蔑ろにせず尊重する好青年。主人公も基本的に穏やかというか基本的に相手の趣味をとやかく言わない性質なので読んでいて気持ちがいいですね。
怒ることがあってもそれが可愛らしいというか(笑)
一方主人公の友人のほうの恋は同じ本読み同士ですが好みのジャンルがことごとく違うという設定。コアでこだわりがあるゆえかしょっちゅう喧嘩になる模様。相手の好みに口を出さずにおれないタイプ同士ということか。こちらもまた主人公カップルと違う味わいのある展開。
主人公以外はほぼ本好きキャラゆえか、ジャンルは違えど本好きの生態ネタがけっこうあって、個人的に共感と苦笑いするシーンが多々ありました。
山名沢湖
バンブーコミックス全3巻 / 竹書房
ジャンル:青年・恋愛 / 好み度:★★★★★