著者と担当と裁判マニア・阿蘇山大噴火と行く裁判傍聴レポート漫画。
陪審員制度が導入され一般人の裁判の関心が高まっているということで企画されたエッセイ漫画なのかなー。素人の著者と担当では心もとないということでか、裁判の傍聴のスペシャリストである阿蘇山大噴火という人とともにレポートしています。
ナビゲーターがいるためか慣れない裁判所でも多少の戸惑いはありつつもつつがなく傍聴する展開。それゆえかどうなのか、読み物としてはインパクトに欠けるというか、ここ!というものが感じられない内容。
まあ裁判を面白おかしくってもの不謹慎なのですが。裁判の内容描写も可もなく不可もなく、普通にこういう事例があったんだなという感想しかうかばず。人生いろいろだなとは感じました・・。
もともと男性向けエロ漫画も描かれるようで関係があってもなくてもそこかしこに女体がちりばめられているのはお約束なのか。痴漢やセクハラ裁判の件では罪状の内容を再現したページもあり。
痴漢やセクハラの裁判を見るとやはり怒りがこみ上げます。加害者側にどういう理屈じゃと叫びたくなるけど常識があったらやらないか。
正直、著者のエッセイ系は私にはあわないかもと思った次第。本筋よりも阿蘇山大噴火さんのキャラや番外のコネタのほうが面白かった印象。阿蘇山大噴火さんって芸人で、スカート愛好者らしい。スカートを見るのが好きな人ではなく、男性もスカートをはいていいじゃんという人らしい。とりあえずロング巻きスカートなら見苦しくはない。
後藤羽矢子
ジェッツコミックス全1巻 / 白泉社
ジャンル:エッセイ・裁判傍聴 / 好み度:★★★☆☆