首のない死体に紙袋がかぶせられて発見されるという袋人間事件。その犯人とされるガスマスクをかぶった少女を目撃する少年ワッタ。マスクをとったその顔はクラスメイトのものだった。
新聞部の記事にするため事実を知ろうとするワッタは袋をかぶった人間に襲われガスボンベを武器にしたガスマスクの少女に助けられる。ガスマスクの少女はやはりクラスメイトだと知るワッタはこれより一連の事件に関わることになる。関わるというより首を突っ込むといったほうがいいのか。
ガスマスクをまとう少女、ヘルメットの男、袋人間。都市伝説のような行動を行うかぶりもの人間たちをめぐる不条理バトルアクション。えーと特定の人間が特定の被り物をつけると超人的な能力を発揮するという設定・・なのかな。
非日常的な展開と戦闘が次々と行われ一般人の主人公がそれを傍観する立場、という点ではネガティブ某をちょっと思い出しましたが、こちらの物語は登場人物も多く、策謀や伏線もたくさんあり、話の根幹もけっこう複雑そう。
ガスマスクガールが主人公とは普通の生活を過ごしたいといういたって普通の少女の望みを求める展開とか、ガスボンベで戦うという設定はけっこう好きだなあ。
御影石材
ＭＦコミックスアライブシリーズ全２巻 / メディアファクトリー
ジャンル：青年・アクション / 好み度：★★★☆☆