最年少作家にして出版社社長の一人息子の緋里は、つれない片思いの相手・社長秘書の藤城にアタックを続けるが。秘書×お坊ちゃまのBL。
子供らしいまっすぐさを持つ受け少年が、片思いのクールな大人にアタックしまくるというBLコメディ・・でいいのかな。
自分よりも父親である社長を優先され、キスをしかけては返り討ちにあい、告白すれば受け流されと、一向にまじめに相手にされないことに憤慨しつつあきらめずにアタックし続けるうちに・・という展開。
誘い受けの初期版なのかね、これ。一生懸命で努力が空回りする受けくんとクールで鬼畜属性にムッツリが入っている攻側。うーん・・どうもいまいち萌えない構成。ホントは攻も受が好きだけど立場とかいろいろあってセーブしているってんじゃなく、受がそんなに慕うんならつきあいましょうか的展開にしか見えないからだろうな。こういう攻の人だと、受けのお馬鹿さが哀れでしかないという。お馬鹿受けのいいところが活かされないというか。著者はそのつもりじゃないかもですが・・。
あと女装ネタもあまり食指がわかないというのもある(場合によるけど)まあ個人的好みではなかったということで。
みささぎ楓李
ダリアコミックス全1巻 / フロンティアワークス
ジャンル:ボーイズラブ / 好み度:★★☆☆☆
1話目が2000年という息の長いシリーズだった模様。携帯電話の型が懐かしすぎる(笑)あとやっぱり話の構造が昔だなーと思う次第。BLってほんと流行が激しいっすよね。変わらぬスタンスの作家さんもたくさんいらっしゃると思いますが、BL業界ってのは特に読者ウケ重視なのかな。