SLAMDUNK(スラムダンク) 井上雄彦

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赤い髪のヤンキー少年桜木花道は高校入学まもなく、理想の女の子からバスケ部に誘われたことをきっかけにバスケットを始めるようになる。
主人公は天性の運動能力は持っているものの、バスケットのバの字も知らない初心者であり、バスケットの基本の解説、地味な反復練習を繰り返すというところにかなりリアリティがあります。変な必殺技(笑)もほとんど出ない正統派バスケット漫画。また、脇キャラクターも個性派ぞろいです。ついでに名前もインパクトがあるというか一発で覚えられます。当初、主人公のライバルである流川楓が主人公になるはずだったそうですがこちらで正解でしたね。バスケットの練習・試合のみならず、キャラの心情描写も多く、物語に深みがあります。心理描写は少年誌というより青年誌に近いような気がしたり。
ラストは一部完と銘打っていますが、実質完結しています。一部完としたのは編集部側で、作者が連載を途中でやめたのはパロディのせいだという噂は本当なんでしょうか。

井上雄彦
ジャンプコミックスデラックス全24巻他/集英社
ジャンル:少年・スポーツ / 好み度:★★★★★