父親と二人暮しの少年がある朝目覚めると台所に一人の少女がおさんどんをしていた。彼女は、いっぱいになってしまった地獄にこれ以上人が落ちるのを防ぐために地上にやってきた地獄のお姫様だという...。
いわゆる萌え作品というべきなのか。青年誌でよく見られる展開ながら、作者の色が結構出ているせいか目新しく感じます。というか、作者にかかれば萌え要素もこうなってしまうのか、というか・・。いつにもましてグダグダ感が強い気がしないでもない。
そしてやっぱり話の中に含まれる情報量が多いです。善行を行う悪魔と、悪魔の行動を「悪事」として阻止しようとする天使が人の法に触れることをする ...という皮肉なパターンが面白いです。悪魔と馴れ合わないと叫んでいた主人公がだんだんと馴れ合っていってますねえ。現在はほのぼのブラックな話と物語の本題な話が交互といった展開になっています。
るくのキャラクターがお気に入りだったりします。寡黙で語ると的を射る発言をするキャラはやはりツボ・・。
初期のころ、今日び、七輪で調理する方が高くつくのではないのか・・と思ってたんですが電気が通ってないからその調理法じゃないとだめだったんですね;
あさりよしとお
アフタヌーンコミックス全10巻/講談社
ジャンル:青年・ブラックコメディ / 好み度:★★★★☆