地球の宇宙船と衝突事故を起こした宇宙人が、地球の宇宙船の唯一の生き残りである赤ん坊コロナちゃんを辺境の惑星アニカで育てるというストーリー。見よう見真似で地球の文化や習慣を再現しているため、どこかズレているところがツボ。 科学的知識やオタク系雑学を織り交ぜたブラックユーモア系ギャグが随所に出てきますが、その合間に語られる親子や仲間の人間模様はホロリとさせられます。
ギャグやパロディはマイナーだったり古かったりで世代によっては分かりにくいものがあります。惑星アニカの原住民はおそらく映像(特撮とか)の監督がモデルと思われるのですが半分も分からない......。あと「カンカンノウ」って何?気になる。
雑誌が3回変わった流浪のシリーズ。変わる度に同じキャスティングで設定を少しずつ変えています。アニメージュコミックス→キャプテンコミックス(徳間書店)→アフタヌーンコミックス(講談社)3つの中ではやはり絵もストーリーも徳間書店版がおすすめです。雑誌が休刊さえしなければ・・。おとうさんの過去は永遠に謎のままなのだろうか。現在、徳間書店版(多分初期版も入ってると思う)は未収録分も含めて「SC版宇宙家族カールビンソン」として全11巻出てます。余談ですが、初代シリーズの連載雑誌はプチアップルパイとゆーロ○コン系アンソロジーでした。確かに幼女が主人公ですが......。どうやら新シリーズの連載は休止しているようです。
あさりよしとお
宇宙家族カールビンソン/アフタヌーンコミックス1巻/講談社
宇宙家族カールビンソン/講談社漫画文庫 全6巻/講談社
宇宙家族カールビンソンオリジナル/少年キャプテンコミックス/全1巻/徳間書店
ジャンル:ブラックユーモア・ほのぼの/好み度:★★★★★/おすすめ
[過去コメント]
カンカンノウは確か何かの落語だったと思いますよ(投稿者 通りすがり : 2006年02月06日 21:14)