自分が半陰陽であることが結婚後に判明した著者のエッセイ4コマ漫画。
作者は判明するまでは女性としてすごし、判明したあとは肉体改造等を行い男性としてすごしている模様。
半陰陽という一般になじみが少ないと思われる存在の説明、ほかのマイノリティの方々の紹介、もろもろの実体験等が実に興味深かったです。それにしても作者の周りには肉体と精神が違う性の人とかマイノリティな人がなんでこんなに多いのか。都会だからなのか。
作者自身ネガティブな話題は避けたいという意向なので明るめのネタ、自分の性癖を面白く脚色したネタがほとんどなので気軽に読めます。
逆に巻が進むごとに同じ感じのあたりさわりのないネタばかりになっていき読み物としては少々退屈してきますが。あと他のお知り合いの方の紹介で巻によって人の描き方が違うので同じ人なのか違う人なのか混乱するなあ。まあ作者本人の自画絵もころころかわってますがね。
精神面での性別の相違(性同一性障害とか)は実際にあると知っていましたが、この本を読むまで半陰陽って創作の中だけだと思い込んでました。ごめんなさい。染色体の異常が原因なのか・・。
新井祥
ぶんか社コミックス全15巻 / ぶんか社
ジャンル:4コマ・エッセイ / 好み度:★★★☆☆