紺若ゆうなと陰守マモルは隣に住む幼馴染。天然のゆうながトラブルに出会うたびにマモルは陰からフォローしている。それはマモルの家は忍者の家系で、400年前から陰守家は紺若家を陰から見守ってきたため。ゆうなとマモルと周囲の人間たちが織り成すドタバタ学園ラブコメディ。
ゆうなは天然トラブルメーカーなのにおっとりとした性格で危機感を感じにくいタイプ。そのゆうなを陰からフォローするのは、幼馴染の瓶底メガネの一見冴えないマモル。凡人に見せかけて実は手錬れの忍者であるマモルがゆうなを当人に気づかれないように守るのには理由がある。武家時代、忍者であるマモルの祖先の君主が、ゆうなの祖先がつくるこんにゃくにいたく感動し以後マモルの一族がゆうなの一族を守るように命令したため。
幼馴染同士が自覚なく近い関係、周囲の女子は主人公の男子が好きといういわゆる萌え系タイプのコメディ。しかしどことなく忍タマを思い出す牧歌的な雰囲気も併せ持っている不思議なアニメ。ヒロインの癇に障らない天然良い子っぷりがそうさせるのだろうか・・。ぽやんとした喋り方もいいな。バナナの歌はいろんな意味で印象深い歌でした。なにか懐かしさがこみ上げる・・(笑)逆に親友であるゆうなを結果としてダシにしてマモルとからみたい無自覚ツンデレの子はちょっともりょりましたが、こういうキャラも需要があるんかなー(好きな人ごめんなさい)
主人公とヒロインの恋に発展するにしても微妙な距離感が興味深かったです。
主人公2人の関係や周囲の人間との関係がシンプルでわかりやすく会話やアクションのノリがいいのが印象的でした。ほんわかな気持ちになれるという点では楽しめるタイトル。
2006年テレビ東京系放映全12話 / 堪能度:★★★★☆