帰宅途中にウィンドウに飾られたお気に入りのフィギュアを眺め会話することを日課にしていた高校生海堂洋。しかりある日そのフィギュアがなくなってしまい意気消沈する彼の前に現れたのは、何故か等身大になり人間のように喋り動くお気に入りのフィギュアだった。
えーとフィギュアが大きくなって主人公に会いにきたという始まりの萌えラブコメディ。生粋に人間になったわけではなく肉体はあくまでフィギュアであり、ボディのパーツを飛ばしても平気という設定。人間の社会通念が疎く覇茶目茶な行動を起こす彼女に四苦八苦する主人公という展開に。
とにかくテンションが高いというかノリだけで話を進めているぞみたいな強引さが特徴。なぜ等身大になれたのかとか学校に転校できたとかそういう理由を一言ですっとばす展開ってのもいっそ清清しい(笑)そういやフィギュアのフィアの口調って特徴があるけどキャラづけの一環なのか。
また主人公の姉がフィギュアマニアであり収集だけでなく制作もする人で、フィギュアの楽しみ方(?)やカスタマイズの方法などの真面目なウンチクもさりげに組み込まれています。フィギュアに関する知識が乏しい主人公がスキルをあげていくというのもこのタイトルの見所なのかな。
無茶ながら生暖かく見守れる魅力あるキャラたち(褒めてますよ)による萌えあり薀蓄あり、と盛りだくさんな内容。細かいことを気にせずコメディを楽しみたい人向け。
青本もあ
チャンピオンREDコミックス1巻 / 秋田書店
ジャンル:少年・萌え・ラブコメ / 好み度:★★☆☆☆