電鬼ノ花嫁 高谷正弘

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機械いじりが大好きで金属の音から機械の状態や年数なども把握できるなど整備や知識のスペックが高い少年・樵。彼が修理していた懐中時計から時を刻んだとき不思議な少女が現れる。
彼女は機械の国の姫だと名乗り動物型のじいやとともにこの世界に逃げてきたという。姫の精巧な機械の体にほれ込む少年に姫はナマモノと敬遠するがその整備の腕と認める。そして姫を追ってきた敵が来襲、戦闘中に2人は結婚の誓詞奏上という契約を行う。
誓詞奏上とは交わした2人が融合し強い力を発揮するというもので、2人は機械の国からやってくる追っ手から戦うという展開に。機械人間と整備士でありパートナーとなる2人の交流、姫に施された拘束関連の謎と独特のアクションがメインなのかな。
機械の国が江戸時代の服装や文化をアレンジしたデザインだからか、無骨で最先端なメカというよりカラクリをより洗練したような機械というイメージ。機械の国関連のデザインとか機械という無機物で構成されている姫たちが有機物で構成される人間をナマモノと呼ぶ設定が地味にツボでした。
アクション面では両腕を後ろ手に封印されているため姫の華麗なる足技が見所か。機械の肉体という設定などあいまって画面的には新鮮なものを感じます。いまのところ腕が使えない分アクション描写の幅が制限されている印象もなきにしもあらずですが。

高谷正弘
CRコミックス1巻 / ジャイブ
ジャンル:少年・アクション / 好み度:★★★★☆

姫の柔軟で器用な足さばきを見ると、昔テレビで見た両腕が使えず手で行うほぼすべての日常作業を足でこなせる女性を見てこれだけ滑らかに動かせるもんなんだと感動したのを思い出す。