トリニティセブン7人の魔書使い 奈央晃徳 / サイトウケンジ

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少年アラタは何かと世話を焼いてくれる従姉妹の聖が朝に起こしにきて学校に行くそんなごく普通の日常をすごしていたがある日太陽に違和感を感じ同時に謎の少女に不穏な忠告を受ける。そして今いる空間は従姉妹が託した魔道書により主人公が作ったものだと判明する。
通常の日常だと思っていたら実は仮初で、実は主人公の住む場所は崩壊していてその原因は不明だが魔法ファンタジー系の要素が絡んでいる。この現象を知る少女に導かれごく普通の現代社会の舞台から魔法ファンタジーの学園に入る主人公、従姉妹と自分の世界を取り戻す目的の一環で7人の美少女と関わることになるという展開。
シリアスな次元魔法系な始まりだけどメインは魔法ファンタジー学園生活と美少女とのやりとりになる流れが突飛というか雰囲気がガラッと変わってしまい正直戸惑った。主人公も重いバックボーンの割りにさばけすぎというかお気楽な印象が強くなんか違和感が。退屈はしない構成で読んでいる間は楽しめるし魔道書による魔法発動の設定はけっこうツボでしたが、正直しっくりこない部分がひっかかりノリの変化についていけなかったタイトル。

原作:サイトウケンジ / 作画:奈央晃徳
ドラゴンコミックスエイジ1~ / 富士見書房
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★☆☆☆