耳かきを使い巧みに人を恍惚とさせるテクを持つ青年は、耳かきを使う仕事人でもあり。
絵柄は表紙画像でもわかりますがかなり個性的。ガロ系っていうんですか?ちょっとトラウマになりそうなインパクトがあるなあ。主人公の首をすっぽり覆った上着の着方がまたすごい。昔小学生がやってたのをたまに見かけたなあ。
まあそれはさておき、耳かきを使っての仕事人・いわゆる暗殺者の青年が主人公のダークハードボイルドな内容。話の筋はいたってシリアスでハードボイルドなんだけど、絵柄と耳かきという主題からか読み手にはちょっとコメディな印象も、というタイプ。
耳の中にはいくつものツボがあり、恍惚とさせるツボもあれば致死のツボもある。ターゲットを恍惚とさせ油断しきったところで止めを刺すという按配。主人公は一匹狼ではなく耳かきを使う組織に所属しており後々組織間の争いに巻き込まれる展開に。
さまざまな耳かき道具も出てきます。黒い綿棒は悪役ですか・・乾燥タイプはあれでないと取れた実感がないんですが(余談過ぎる)
堀道広 / 青林工藝舎全1巻
ジャンル:青年 / 好み度:★★★☆☆