ダルマ・カグラ 岩戸あきら

Amazon
ダルマ・カグラをAmazonで見る

祖父を訪ね竜頭町にやってきた少女。しかし祖父の家は荒れ果て祖父の存在も役場にも記載されておらずという状況に途方にくれる。そんな中、不思議な少女に導かれ異質な雰囲気漂う部署・神格管理局に連れて行かれる。
そこは神様たちが神格を管理する部署で、主人公の祖父は神格になったけれど迷っているらしいという。まあ祖父は無事神格となり、その過程で主人公は、管理局の神たちにとって使える人材ということがわかる。
管理局の仕事は神についた気枯れを落とし悪神にならないようにさせることですが主人公はその作業に神剣を肉体から召還させる稀な存在という設定。そして管理局の仕事を手伝うことになり1巻のおわりには大きく自体が動くという流れ。
八百万の神や清めといった日本神話系な設定ですが、主人公や神たち登場人物たちは、パンク系というかスタイリッシュ系というかなキャラデザインが特徴。行動やノリも同じく。もちろん日本風なタイプもいますが。主人公もこじゃれた風貌だけど目上は尊敬するべきという信条があるというところがなんかツボだったな。
設定が独創性が高く凝っている割に話がトントンと進むのでなじみにくい印象もありましたが、キャラが活き活きと動き回って退屈はしない構成。著者のセンスに好感が持てるなら良作というかんじ。

岩戸あきら
ガムコミックスプラス全2巻 / ワニブックス
ジャンル:青年・和風ファンタジーアクション / 好み度:★★★☆☆