世界観はファンタジー寄りのSF。生まれながらに頬に感情を反映する刻印を持つ主人公の少女は現在は10歳のころ、父の死をきっかけにサーカス団は消滅するという過去を持っていた。彼女は花売りをして母親と暮らしていた中、その星の第二王子に呼ばれサーカス団を再結成したいと提案されるが。
少女は自分のせいで父の夢が断たれたという悲しい記憶を閉じそれは涙の形の刻印に反映されていたが、王子が幼少期に出会った少女との思い出と憧れにより行動を起こしたことにより事態は動くという展開。
少女はクラウンを目指すと紹介にありますが、クラウンってオールマイティなピエロみたいなものか。
少女が控えめ純朴なのは鉄板として、王子が姿相応に少年で、少女に対しじたばたしているってのはなんか目新しい気がする。
話はわりとシリアスな向きもありますが、おおむねファンタジーな世界観と少女チックな綿菓子のような雰囲気。このゆるやかさが好ましい反面、物語としてのメリハリは薄いとも言え。
桜野みねね
ブレイドコミックス1巻 / マッグガーデン
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆