寿命間際の人が死ぬ時間を胸の時計という形で正確に知ることができる男子高校生・暁。彼は入院中の祖母にカウントダウンの時計が見えそれを兄に告げた際、「理想の死に方」をプロデュースするという会社の話を聞く。せめて彼女に悔いのない最期をと件の会社を訪れるというはじまり。
依頼人であった主人公は、主人公の能力が自分たちの仕事に有益とみなした会社側に半ば詐欺の手順で１年間会社で働くことになるという展開で話は次の段階へ。
死の間際の人間を通して、人生観や思いといったドラマと、運命は変えられるかという主題がメインかな。とはいえ死を回避するというより受け入れあるがままにといった流れの展開。
既存の著者の話よりは読ませる内容だとは感じるものの、やはり唐突と感じる部分もなきにしもあらず。
遠藤海成
ＭＦコミックスジーンシリーズ全２巻 / メディアファクトリー
ジャンル：少女・ファンタジードラマ / 好み度：★★★☆☆