思春期飛行 (KC KISS)
江本 晴
思春期のころに一度だけ空に浮く・飛べるという現象が日常に存在する。多感な、その時期だけに現れる現象を巡る青春モノ。後にも先にも出ない思春期限定の贈り物とも言える現象は時期も個人差がありどう体験するかとかどう思うかも人それぞれ。一生においてただ通り過ぎるだけのその現象をきっかけとした恋愛ないし人間関係を綴ったオムニパス。透明感と青春の時代特有の心情描写、ファンタジー設定がナチュラルに現実世界観に解けこんでドラマになっている絶妙さ。★★★★★
江本 晴
思春期のころに一度だけ空に浮く・飛べるという現象が日常に存在する。多感な、その時期だけに現れる現象を巡る青春モノ。後にも先にも出ない思春期限定の贈り物とも言える現象は時期も個人差がありどう体験するかとかどう思うかも人それぞれ。一生においてただ通り過ぎるだけのその現象をきっかけとした恋愛ないし人間関係を綴ったオムニパス。透明感と青春の時代特有の心情描写、ファンタジー設定がナチュラルに現実世界観に解けこんでドラマになっている絶妙さ。★★★★★
桐原実加のゆううつ (フラワーコミックス)
くまがい 杏子
桐原実加のゆううつ・修学旅行ナイショの旅・はじまりの、キス・はつめいプリンセスしずかちゃん・ねえ、ぼくにしなよ収録。表題作は主人公の女子の悩みはブラコンの兄2人が自分が好きになる相手をボコボコにし結果周囲の男子に恐れられること。そんな彼女に好意を持っているであろう可愛い系男子が現れる。囚われの姫に王子が現れるみたいな展開。少々強引な流れだなと思う部分もあるが可愛らしい話。やりすぎで893並な兄2人のキャラの動かし方をもうちょいなんとかしてほしかったが。修学旅行から始まる恋や好きな相手に恋人の練習台になる話など好きな相手には実は好かれていたみたいな恋愛ものの定番ながらエピソードが多く読みごたえはある。
くまがい 杏子
桐原実加のゆううつ・修学旅行ナイショの旅・はじまりの、キス・はつめいプリンセスしずかちゃん・ねえ、ぼくにしなよ収録。表題作は主人公の女子の悩みはブラコンの兄2人が自分が好きになる相手をボコボコにし結果周囲の男子に恐れられること。そんな彼女に好意を持っているであろう可愛い系男子が現れる。囚われの姫に王子が現れるみたいな展開。少々強引な流れだなと思う部分もあるが可愛らしい話。やりすぎで893並な兄2人のキャラの動かし方をもうちょいなんとかしてほしかったが。修学旅行から始まる恋や好きな相手に恋人の練習台になる話など好きな相手には実は好かれていたみたいな恋愛ものの定番ながらエピソードが多く読みごたえはある。
ブラッディーフォークロア (フラワーコミックス)
高宮智
猟奇殺人が多発する中、主人公の少女は、オニを退治する桃太郎の血筋の少女と、桃太郎の犬の血筋の少年と出会う。正直、退魔ものとしては中途半端でいまひとつ。人間関係描写にしても、主人公巻き込まれ型で主人公が少女の中の桃太郎にとって滋養となる存在という設定はまあいいとしても、退魔者側との関係は主人公にとって不憫でしかなく、主人公がほとんど蚊帳の外という印象が強い。このレーベルだと、桃太郎との恋愛方面、もしくは少女との友情方面をもっと強調したほうがよかったのでは。退魔者側の少年少女の番外編のほうが、らしい話だった。同時収録のヒメノコトノハは恋愛もの。
高宮智
猟奇殺人が多発する中、主人公の少女は、オニを退治する桃太郎の血筋の少女と、桃太郎の犬の血筋の少年と出会う。正直、退魔ものとしては中途半端でいまひとつ。人間関係描写にしても、主人公巻き込まれ型で主人公が少女の中の桃太郎にとって滋養となる存在という設定はまあいいとしても、退魔者側との関係は主人公にとって不憫でしかなく、主人公がほとんど蚊帳の外という印象が強い。このレーベルだと、桃太郎との恋愛方面、もしくは少女との友情方面をもっと強調したほうがよかったのでは。退魔者側の少年少女の番外編のほうが、らしい話だった。同時収録のヒメノコトノハは恋愛もの。
心友と私のスキな人 (フラワーコミックス)
夜神 里奈
表題作他・・・スキ。・ずっとずっと大好き収録。表題作は、親友の関係女子2人が同じ男子を好きになってしまう話。サッカー好きのあゆと清楚タイプのかほ。あゆに先に好きだと宣言するかほ、とか当初興味がなかったが徐々に件の男子に引かれるあゆとか、女子2人が親友同士の場合の三角関係の王道展開。どろっとした生々しい感情はほとんどなくエゴももちろんあるけど基本的に相手を想う良い子でそれゆえに悩む描写がいろんな意味で純粋だなあと。親友はここでは心友と表記。たまに見る言葉だけど最近はしんゆうをこう書くのか。
夜神 里奈
表題作他・・・スキ。・ずっとずっと大好き収録。表題作は、親友の関係女子2人が同じ男子を好きになってしまう話。サッカー好きのあゆと清楚タイプのかほ。あゆに先に好きだと宣言するかほ、とか当初興味がなかったが徐々に件の男子に引かれるあゆとか、女子2人が親友同士の場合の三角関係の王道展開。どろっとした生々しい感情はほとんどなくエゴももちろんあるけど基本的に相手を想う良い子でそれゆえに悩む描写がいろんな意味で純粋だなあと。親友はここでは心友と表記。たまに見る言葉だけど最近はしんゆうをこう書くのか。
東京ボイジャーレコード (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
たし
将来の展望の不透明さに漠然とした不安を抱えていた男子高校生隆哉は、周囲から浮きつつも思うままに生きているように見える同級生・リゲルとその妹と親しくなり、リゲルの祖父の骨董屋の店番をすることになる。リゲルとその妹、骨董屋がある建物の個性的な住人たちとの交流を通して描かれる青春物語。少々風がわりな面々による交流は主人公にとって大切な場所となり、彼が自分の本当の展望を見出すきっかけにもなり。際立った事件があるわけでない日常描写から静かに心に感動を落とす物語。★★★☆☆
たし
将来の展望の不透明さに漠然とした不安を抱えていた男子高校生隆哉は、周囲から浮きつつも思うままに生きているように見える同級生・リゲルとその妹と親しくなり、リゲルの祖父の骨董屋の店番をすることになる。リゲルとその妹、骨董屋がある建物の個性的な住人たちとの交流を通して描かれる青春物語。少々風がわりな面々による交流は主人公にとって大切な場所となり、彼が自分の本当の展望を見出すきっかけにもなり。際立った事件があるわけでない日常描写から静かに心に感動を落とす物語。★★★☆☆