男性が死に絶え女性のみが生きる未来。終末へと向かう未来の地球を舞台に、ICEと称されるバイオクリーチャーを殲滅するヒトミ達衛士隊をはじめとした面々が織りなすSFアクションドラマ、といったところか。
グロとか終末未来設定とかOVA黎明時代を思い出す。背徳感たっぷりのグロ表現、SFというかバイオSF設定は妙に凝っていて細かくそしてえげつない(笑)
現代のシーンで女性が交通事故のようなシーンからいきなり未来に舞台が飛ぶもんで正直何度か見ないと状況が分からないほど唐突っぷり全開の話の始まり。おいてけぼり感満載なんで初見は世界観を理解しようとせず傍観するしかなく。構成を通してみればさほど複雑でもないんですが何だろうこの解りにくさ。
女性のみの世界ってことで百合要素あり。終末に向かい狂う者もいれば凛々しく生きようとするものもいる。かなりマニアックで相対的な正義はなく各々が持つ正義に動いているかんじなので独善的な印象を受けます。万人向けじゃないよね・・これ。
声優が素人全開なアテレコがあるのも特徴だったっけ(全部じゃないですが)。ブレイク前のAKB48のメンバーが声優に入っていたと知るのは視聴後かなりあとの話。AKBの販促にしてもベクトルが明後日のような・・。
そういやこの話の2012年設定はマヤ世紀末説が元だったのかなあ。視聴した当時は思い至らなかった。
2007年OVA全3話 / 堪能度:★★★☆☆