群青ソード 他青年漫画4件 

群青ソード (ヤングジャンプコミックス)
野口友梨子
闇でも明確に視ることができる千里眼的な能力を持つがゆえ現状に憂いを感じている主人公の少年が、女子の姿をした神により幕末へタイムスリップする話。幕末のこのときに主人公の能力が重要なファクターになるらしく出会った若者たちとともに戦うことに。歴史とエロとファンタジーと剣によるバトルとドラマを詰め込んだ内容。1巻完結なので過去から現代に戻るところがあわただしかったが現代に戻ってからの最後のまとめ方は良かったかな。最後のページは気恥ずかしかったけども。★★★☆☆

出版社すっとこ編集列伝 (電撃ジャパンコミックス)
中邑みつのり
売れない漫画家が毒を吐くアパート「漫画家毒話荘」を舞台に、漫画家同士が経験談や担当の愚痴を言い合うという形でトンデモな漫画編集者の紹介を行うギャグコメディ。ギャグなので突き抜けたテンションと表現があるけれど、実話をもとにしているんだろうなと思わせる(実際はどうなんだろう)。物語の〆方はある意味王道だけど余韻があって良いですね。巻末にはいろんな先生の編集関係の実体験が描かれている。うわー・・となった。ほんとに。絵はギャグをひきたたせるヘタ系といおうか。でも線はきっちりしてるし構図とか読みやすいしやっぱプロだなあ。

アトリエのエマ (アクションコミックス)
ながしま 超助
大学の美術サークルに所属する大学生は忘れ物を取りに来た部室で美女と部長のSMを目撃する。その女性は主人公が好きな絵の作者だった。創作の原動力の秘密と恋愛が絡む展開。創作活動とエロがシンクロする話は良く見るけどこちらは構成が散漫すぎてなんとも。エロ主体だから別にいいのかね。絵はあっさりめだけど作風は劇画系寄り。巨乳好き向け作品だろうが属性がない自分には大きすぎて退く。あと表紙と本文の絵のギャップもすごかった。

ナウ ―儺雨 (Korean Entertainment Network)
朴 晟佑
黒神の著者による韓流武侠ファンタジー。東方の戦国時代、武の奥義書を巡るバトルもの。天然で愛らしいヒロイン、猪突猛進熱血系男子主人公、獣人?の女の子やおっさんなど、ほぼ説明いらずのアクション活劇が続く。話は単純明快みたいだしアクションの構図は巧いのでわりと読みやすいそれにしても絵柄を見るに、けっこう前の作品なのだろうか。複数巻。